誠-変わらぬ想いの果て-
「奏、何で赤くなってんの?それに、この状況は何?」
「見て分からない?すっごくいい状況なの。邪魔しないでよ」
「ふざけないでよ。こんな公衆の面前でそんな真似。奏が可哀想でしょ」
「なら、公衆の面前じゃなきゃいいんだ?」
「好きにすれば?やれるもんならね?まぁ、絶対にさせないけど」
最初こそ、救世主に思えたが、話の内容からだんだんそうは思えなくなってきていた。
沖田に至っては、開き直ってさらに良からぬことを企んでいる気がする。
ひとまず、奏は辺りに当たり障りのない笑顔を振りまいておくことにした。
先程からこちらに視線がいくつも飛んできているのだ。
好奇な目、怪訝な目、不快な目、その他もろもろが。
どうもすみません!!
できれば誰か助けて欲しい!!
奏の願いが一般人に届くはずもなかった。