金髪王子2
「へぇー、すごいんですねー。
えーっと、このあとは、先輩のふだん使ってる教室を案内してもらえるんですよねー?」
「あぁ、たぶん、ドラマとかで見たことあるだろうけど、まず、階段教室を見せてあげるよ。
ああいう教室って、いかにも大学って感じだろ?」
「はいっ、楽しみです!
よろしくお願いしますっ!」
うぅっ、そろそろ、このテンション、疲れてきた。
先輩、早く見学再開してくれないかなぁ?
歩き出せば、また少し距離をとれるんだけど。
このカウンター席、隣同士が近すぎるよぉ。