金髪王子2

さっき図書館で会った人たちも、先輩がゼミ室に行くって言ったら、妙な笑い方をしてたっけ。


いったい、なんだっていうんだろう?


そんなことを考えていたら……。





「へぇー、D号棟ねぇ。
そんなとこに女子高生連れ込んで、何するつもりだ、おまえ?」


背後から、いきなり聞こえてきた、すごみのある低い声。


ギョッとして振り向くと……。




「た、高部先生!?」


大輔くんの家庭教師の高部先生が、村上先輩をにらんで、立っていた。


シルバーフレームのメガネがよく似合うイケメンなのは、以前会ったときと変わらないけど、すごく怖い表情。

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