金髪王子2



「だったら、北山学園の文学部でもいいじゃないか」




高部先生が、軽くそんなことを言うもんだから、あっけに取られてしまった。


「え……?」


「司書になりたいんだろ?」


「はい」


「だったら、北山学園の文学部で、司書課程でも司書教諭課程でも取ればいいじゃないか」


「……はい?」






どういうこと?

< 384 / 519 >

この作品をシェア

pagetop