金髪王子2


電車に乗り、並んで座ったところで、心を決める。


ちゃんと話そう、自分の気持ち。


ホントの、私の気持ち。


もう逃げない。


隠さない。


正面から、大輔くんと向き合おう。


きっと、大丈夫。


大輔くんも、ちゃんと私のこと考えてくれてたし。


また、こうやって、明日からも大輔くんと手をつなぎたいから……。


私は、右隣に座る大輔くんの方に、顔を向けた。

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