金髪王子2
「私がここに来たのは、たしかに、前任の先輩からの紹介なの。
北山学園の図書室司書は、卒業生が受け継ぐのが伝統でね。
前任者は、私の大学の先輩でもあった人で、私は、大学の教授経由で声をかけてもらったの」
「そうなんですか……」
「司書は、もちろん求人もあるけど、縁故採用が多いっていうのも事実。
ただ、国会図書館とか公立の図書館の場合は、また全然違うんだけど……。
栞ちゃんがなりたいのは、学校図書室の司書?」
「はい!」
そうなんだ。
私がなりたいのは、公立図書館の司書じゃなくて、森さんみたいな、学校図書室の司書。
すると、森さんは、パッと顔をほころばせた。