金髪王子2

『もしもし?』


『あ、俺。今、平気?』


『うん、平気!
実は今、メールしようと書いてたとこだったんだ』


『マジ?
もしかして、通知届いた?』


『うん!』


『合格?』


『うん!』


『そっか。俺も』


『おめでと』


『あぁ。まぁ、わかってたことだけどな』


電話の向こうの大輔くんが笑顔なのが伝わってきて、自然と私も笑顔になる。

< 472 / 519 >

この作品をシェア

pagetop