金髪王子2

『うん、でも、封切るとき、ちょっとドキドキしちゃった』


『あぁ、わかる。
もしかして、万が一、とか、考えなかった?』


『うん。
もし不合格って書いてあったら、すぐに学校に連絡して確認してもらわなきゃ、とか』


『だよなー。
ま、ふたりとも合格でなにより、ってことで。
でさ、明日のことなんだけど』


『うん』


『夕飯の約束、大丈夫だよな?』


『うん。
でも、ホントにおごってもらっちゃっていいの?』


『あぁ、それは気にしないで。
今回はちょっと、スポンサーがいるから』

< 473 / 519 >

この作品をシェア

pagetop