今日も今日とて僕は僕をコロシます


「これで性別の区別はつきませんよね」


「まあ、ぶかぶかだからな。羽織りありで、体のラインはないに等しい」


「なら、大丈夫ですね」


狐面を取った。


ゴムを頭にかけて、つける。


耳裏にゴムが擦る。

顔は全部隠れるらしい。


最初見た時は、どこに穴があるのかと思えば、目の位置あたりに小さな穴がある。


視界がかなり制限される。走り回ったりすれば危険だろう。

「さて……」


準備は整った。


「本当にいいんですね」


「お前の思うがままに行動しろ」


またその言葉か。


僕に何を言わせたいのかが分からない。


「部屋とか汚してもいいんですね」


「好きにしろ」


「了解」


フランクな敬語を交えて、小狐丸を懐に入れた。


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