今日も今日とて僕は僕をコロシます


先生が目線だけで、その自殺志願者――僕の獲物がいる部屋を示す。


足袋が畳を擦る。


息苦しい。
自分の熱く湿った息が顔全体に広がる。


終わったら写真撮りたいなぁと思い。


「開けていいかい?」


襖の向こうに語りかけた。


寝ているならそのままにしておき、速やかに殺したいが、意識があるときに襲えと言われたのでわざと声を出した。


さして間もなく、はいの返事があったことから、起きていたらしい。


襖を開ける。


女の子――高校生くらいの子がこちらをぎょっとした目で見ていた。


まあ、当たり前と言えば当たり前。


昔の縁日でもないのに、こんな風変わりな恰好をした奴がいれば、まずそいつの神経を疑うだろう。

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