今日も今日とて僕は僕をコロシます


あの日の上塗り。僕の記憶を塗り替える感触を欲して、向かった。


「きゃ……」


本能的か、女子高生は右に倒れた。僕から見れば左だけど。

無難に短刀ごとの突進、特攻隊長並みの果敢さで挑んだため、避けられれば自爆する。例えでしかないが。


簡潔に言えば、勢い余って、女子高生の後ろにあった障子をついてしまった。


破けた障子。こらーだなんてばあちゃんを思い出す。


「ありゃ、先生に怒られるかな」


まあ、いいや。汚してもいいと言われているし、この際、壊しても容認してくれるはずだ。ついで後で障子代えを手伝えば、更に丸く収まるだろうな。


< 169 / 302 >

この作品をシェア

pagetop