今日も今日とて僕は僕をコロシます
――殺さなきゃ。
拳にした手を緩めて、女子高生を見た。
震えていた。唇に耳を添えれば、がちがちと歯を鳴らす音が聞けたことだろう。
ためらいなく、その恐怖に強張る身を押し倒した。肩を掴み、力を込める。
僕なんかでも倒せるほどだ、よほど華奢か、恐怖に動けなかったか。
「っ……」
細められた目。ぶつけた背中が痛いらしい。
なぜ、人は死にたいと思うのか。
女子高生の肩にあったままの手に力を込めれば、痛そうにする。ほら、痛いのになんで人は死にたがる。
――死は優しいものじゃないのに。
「……」
同情になりかねない感情を消して、小狐丸をあげた。的は首。せめて痛まないようにとの配慮だ。