今日も今日とて僕は僕をコロシます
女子高生は今にも泣きそうだ。
悲鳴もあげられないらしく、どうすることもできない、まな板の鯛。
殺さないでと声は聞こえないが、瞳だけでその言葉が伝わった。
訴えかけられた。
死にたくない、と。
だったらなんで死にたいだなんて言うんだ。
先生が嘘をついた?いや、ない。あの人は嘘だなんてくだらない無意味をしないのだから。
この子は死にたいのだろう。
出会った時は、確実に“世界を諦めた目”をしていた。
なのに、どうして、死にたくないと“自分の命を諦めない”のか。
世界――現実に嫌気をさして死にたがる奴なんか星の数ほどいる。その内の一人に過ぎず、いくら現実に絶望したからって、何も変わらないし、ましてや自分が特別になれるわけでもない。