甘く、優しく、ときには苦く


「店長!!」

「ん?
あ!!鈴村さん。」


店長は、30代半ばの中肉中背。

なんだか私に好意を持っているらしい。
わかりやすいんだもん。



「おはようございます。」

「お、おはよう・・・・ございます。」


一瞬だけ視線を合わせて
すぐにそらす。

自分から合わせてきたくせに・・・


「あの、コーヒーメーカーまた調子悪いみたいなんですけど。」

ちょっと苛つきながらも営業スマイルで店長をみあげる。


「そうなの?わかりました。僕が行くから鈴村さんは接客お願いします。」

「わかりました。」



私は、言われた通りすでに接客をしている里子の横についた。


「お待ちの方、こちらへどうぞ~。」



「お!!陽菜ちゃんじゃん。ラッキー。」

と男の客2人がニヤニヤしながら私の前に来た。

外来の患者かな?私服だし。
でも、だとしたらなんでわたしのこと知ってるの?



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