甘く、優しく、ときには苦く

「ご注文は?」

「Cセットで、ドリンクはアイスコーヒー。」
「俺、エスプレッソとAバーガー。」

「かしこまりました。
お会計、1015円です。」

「おまえのおごりだぞ~。」

「うるさいな~。わかってるっつうの。」


いいから、早くお金だしてよ!!

じゃれあいながら財布を探す男たちに眉がぴくぴくするのを必死でおさえた。



「1020円お預かりします。
お釣り、5円です。ありがとうございました。」

「ねぇねぇ!!陽菜ちゃん、今日何時までなの?」


この人たち、本当にうざいな。


「今日は閉店の7時までです!」

そうきっぱりと、でもにっこりと言ってやった。


「そっか~。」
「なんだ残念!」

「左の方で、少々お待ちください。
次のお客様、どうぞ~。」


男たちは軽く流して私は次のお客に笑顔を向けた。





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