100回目の告白
玲…玲…!
なぜ、どうして、何で。
玲にはわかってしまうの?
あたしのことが。
お願い、やめて。
あたしの中にこれ以上入ってこないで。
裏切りは…
もう見たくない…!
「…ゃ……め…て……」
「……え?」
玲を受け入れたのはあたし。
「…もうあたしに構わないで…!」
玲を突き放したのも…あたし。
あたしはわがままだった。
愚かだった。
玲の気持ちもあたしの気持ちもわからなくて。
玲はあんなにも大きな愛情であたしを包んでくれたのに。
あたしは全く気付かなかったの。