100回目の告白



ピピピ…


「……ぅ……」


あたしは携帯を探してアラームをとめた。


「……………はあ」


きのう泣きながらそのまま寝てしまったらしい。
目が腫れていた。
自慢の二重もなくなってしまっていた。


あたしは家政婦に氷水をもってこさせると、まず目を冷やした。


腫れがだいぶひくと、次はシャワーを浴びにバスルームへ向かった。


熱々のシャワーを頭から浴びて気持ちを落ち着かせると、お気に入りのワンピースを着て、自分の部屋に戻った。


次は前髪をピンでとめると、化粧台の前に座り念入りに化粧をした。



今日は、玲と買い物に行く日。
だけどきっと玲は来てくれないだろう。





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