愛して。【完】
確かにあたしは、“あの”水川真梨だし、あんた達が嫌いなタイプなんだろうけど…
あんたがあたしを見る目は、嫌いっていうより……
恨まれてる、というか…何か、違う気がする。
「俺は…っ、水川真梨に男を取られた女を見たことがありますっ!
そいつは、本当に相手の男が好きだった!
本当に大事に想ってた!!
でも…っ、男は水川真梨の方へ行ったんです!!
そのくせ、遊んで捨てて……俺はその水川真梨を姫にして守るなんて…出来ませんっ!!」
酷い、言われようだね、あたし。
でもさぁ…
やっぱりあんた、何か勘違いしてない?
「……蓮」
いきなり口を開いたあたしに、面子達は目を見張る。
「何だ」
「ちょっと…言わせてもらっていい?」
「あぁ」
蓮の返事を聞いて、あたしは赤髪くんへ向き直った。