レジェンドは夢のあとに【8/18完結】


スタジオの中には、揃っていた。



林田さんが今までに見た中でも最高に機嫌が良さそうに、手を叩いて「さぁ紹介すっか。…んじゃ、各自で」と言った。



すかさず、しょーごさんが顔をしかめる。

「はぁ? んな、ガキみたいなこと」

「いーからやれ。ビジネスマナーだろうがクソガキ」




ため息をついたしょーごさんが、抱えていたギターを指で軽くはじいて、顔を上げた。



「…本多省吾。ギターヴォーカルで、メロディー担当。よろしく」



――天才な毒舌王子様。





ケイくんがキーボードから立ち上がって、微笑んだ。



「キーボードと作詞担当、水野圭太です。よろしくお願いします」


――知的で優しい美青年。




ドラムスティックを持ちながら、弾けるようなスマイルを飛ばす。


「ドラム担当の木原渡です!よろしくね!」



――ムードメーカーの好青年。




そして、



「ベースやらせていただくみたいです。中村明人。よろしくお願いします」



――ダンスも完璧な美形ベーシスト。



やっと、パズルが出来上がったのだ。




< 98 / 226 >

この作品をシェア

pagetop