夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「さすがに…ちょっと寒いね。」

そんな中林の言葉に、矢口は自分の学ランを中林の肩にかけた。

「いいよ、矢口君が寒くなるよ…。」

中林が学ランを脱ごうとするのを、矢口は制した。

「ありがとう…。なんか…、恋人どうしみたいだね。」

中林の言葉に、

「えっ!?そ、そんなつもりでは…。」

矢口は赤面して俯いた。
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