夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「どうしたの?」
その質問に答えるのに、矢口は数分を要した。
何度か目の、中林の
「ねえったら…。」
の後に…。
「中学…卒業と同時に刈江に引っ越すんだ…だから…ここには来れない…。」
と、答えるのに。
「そ、そうなんだ…。でも3月ならある程度、ここも芽吹いていると思うよ…。」
明るめな声で、中林は言った。
その質問に答えるのに、矢口は数分を要した。
何度か目の、中林の
「ねえったら…。」
の後に…。
「中学…卒業と同時に刈江に引っ越すんだ…だから…ここには来れない…。」
と、答えるのに。
「そ、そうなんだ…。でも3月ならある程度、ここも芽吹いていると思うよ…。」
明るめな声で、中林は言った。