夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
千尋さんは、相変わらず黙って聞いてくれている。
そこで、言葉を続ける事にした。

「ブローカーとさ、付き合い始めて、真逆な事になったんだ。営業の人間が不満爆発で全員辞めても、逆方向のベクトルは大きくなった…。」

「それが、隆哉君にとっては、どんな影響があるの?」

「ん〜、まず午前中の仕事は手間が増えたかな…。その分、夕方の仕事を減らした…。というより、遅くまでいる気がなくなって、そうなったんだけどね。」
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