Hateful eyes ~憎しみに満ちた眼~
ちなみにこのホテル。カリフォルニアでも屈指の超一流ホテルで、このVIPルームも、十万とんで五千ドルという異常な価格である。
そんな中、眠り姫が目を覚ます。
見慣れない場所にいることと、どう見ても薄汚れている自分には不釣り合いな豪華なベッドに横たわっているという状況に驚くが、血が足りなくて頭がフラフラする。
上半身を起こし、周りを見渡すと、部屋の角のデスクで、気を失う前に見た女性が何かの書類に目を通しているのを視認する。
サラ「ここは……?」
ストリクト「思っていたより早く起きましたね。ここは私が泊まっているホテルの部屋です」
書類から目を離さず、サラに見向きもせずにストリクトは淡々と答える。
いや最初から興味がないのか、あの様子だと書類の一字一字を丁寧に読んでいる。
そして時折高速で動かす羽根ペンが、『できる女』というオーラを全身から醸し出している。
サラ「なぜ私を……?」
はっきりとしない意識を総動員して、サラはあの通りでの出来事を一から思い出していた。
なぜ自分を助けたのかという問いの答を期待しながら。
ストリクトは書類をめくる手を止め、眼鏡のふちからサラを見据えた。
ストリクト「言いましたよ?私は教育者の身だと。
目の前であなたのような若者に死なれては私の名に傷が付きます。だから助けたまでです」
……自分の名誉のため、か。それが真実であろうとそうでなかろうと、自分は何でこんな変な人ばかりを引き寄せてしまうのだろう。
ヘンな電波でも出しているのだろうか?自分は。
今度占いにでも行ってみよう、などと少し本気で思うサラだった。
しかし事実、サラには人を引き付ける魅力があった。
それは眼の有無に関わらず、天性の魅力とでもいったほうがいい。
すなわち自分にはどうすることもできない、悪く言えば呪いのようなもの。
サラ「助けていただいたことは感謝します。でもこれ以上私に関わらないで下さい」
そんな中、眠り姫が目を覚ます。
見慣れない場所にいることと、どう見ても薄汚れている自分には不釣り合いな豪華なベッドに横たわっているという状況に驚くが、血が足りなくて頭がフラフラする。
上半身を起こし、周りを見渡すと、部屋の角のデスクで、気を失う前に見た女性が何かの書類に目を通しているのを視認する。
サラ「ここは……?」
ストリクト「思っていたより早く起きましたね。ここは私が泊まっているホテルの部屋です」
書類から目を離さず、サラに見向きもせずにストリクトは淡々と答える。
いや最初から興味がないのか、あの様子だと書類の一字一字を丁寧に読んでいる。
そして時折高速で動かす羽根ペンが、『できる女』というオーラを全身から醸し出している。
サラ「なぜ私を……?」
はっきりとしない意識を総動員して、サラはあの通りでの出来事を一から思い出していた。
なぜ自分を助けたのかという問いの答を期待しながら。
ストリクトは書類をめくる手を止め、眼鏡のふちからサラを見据えた。
ストリクト「言いましたよ?私は教育者の身だと。
目の前であなたのような若者に死なれては私の名に傷が付きます。だから助けたまでです」
……自分の名誉のため、か。それが真実であろうとそうでなかろうと、自分は何でこんな変な人ばかりを引き寄せてしまうのだろう。
ヘンな電波でも出しているのだろうか?自分は。
今度占いにでも行ってみよう、などと少し本気で思うサラだった。
しかし事実、サラには人を引き付ける魅力があった。
それは眼の有無に関わらず、天性の魅力とでもいったほうがいい。
すなわち自分にはどうすることもできない、悪く言えば呪いのようなもの。
サラ「助けていただいたことは感謝します。でもこれ以上私に関わらないで下さい」