君は世界で1番輝く星【短】
「まったく…アイツどうしたんだよ…!」
「ずっと目逸らしたまんまだったしね…」
「アイツも、いろいろ考えてんじゃないのか。高校の頃より、大人になっただろ」
三人も、碧空さんがどうして出て行ったのか…分からないみたいだった。
「とりあえず、そんな不安そうな顔するな?佑月。
俺たちが最初に出会った頃を思い出してみろ。碧空さん、最初お前のこと認めてなかったろ?そん時、お前ケロッてしてたじゃん!」
「それは……そうですけど…」
あの頃は…まさか好きになるなんて。
思ってもみなかったな。
「俺は認めない」
あの時の碧空さんは、冷たい目で、私を見てた。
その目に…
私、すっかり怯えきっちゃったんだよね。
でも、今は。
今の碧空さんは……
怖くない。
大好きなの。
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