xxxFORTUNE
「あぁ。
つーか今、夜だけどな」
顔に影ができて目を瞑る。
額に触れた手。
「はぁー‥悪化してんじゃねぇの、これ」
「おでこにあるもの退かしたらダメ?」
「別にいいんじゃねー。
もうおまえの熱で冷たくねぇし」
許可をもらい、額からペラッと取っていく。
冷えピタというらしい。
さっきから視界の邪魔だったのよね。
「愛琉さん、ずっとここにいたの?」
「ここ、俺の部屋なんだけど」
「知ってるわ」
説明が足りなくて、求めてる会話が成り立たない。
とりあえずは、ずっとここにいたってことよね?
「ありがとう、そばにいてくれて」
思ったことを素直に口にする。
愛琉さんは、背を向けてベッドに座った。
「別に、普通だろ。
里音しかまともに料理できねーし、誠とホタルは補助。
恋千とおまえを2人にすんのは全員拒否」
……それで結果、こうなったと。