xxxFORTUNE
負けじと強気で言って、愛琉さんの腕を掴む。
すぐに呪文を唱えれば、足元に出現する魔法陣。
眩い光に包まれ、瞬く間に場所が教室から外へ移動した。
ほら、やっぱり。
アヴァルア校長先生が言った通り、魔法は大成功。
女神像のあるお花畑まで来たらしい。
しばらくすると、移動時に発生した光をたどってきた里音とも落ち合うことができた。
「2人共、無事だったんだな。
本当に良かった」
駆け寄ってきた笑顔があまりにも優しいものだから
「里音、会いたかったわ!」
思わず、勢いよく抱きつく。
これでやっと、愛琉さんの恐怖から解放されるのね。
「おまえ、言うほど心配してなかっただろ実際」
「人聞きの悪いこと言うなよ。
すごく心配したって」
2人の話に耳を傾けながら、ほっとしたのも束の間。
「とりあえず、詳しい話は帰りながらしよう」
里音の提案に頷き、学校を後に洋館へと向かったのでした。