胸は揉んでも大きくならないよ…
「今日は、あなたに言いたいことがあって、呼んだの」
森塚桃子が言った
「この前、輝くんに…告白されたの」
え?
私が困惑の表情を浮かべていると、森塚桃子が勝ち誇ったように笑った
「だから、許嫁を解消してくれないかしら?…輝くんって、優しいじゃない?だから、今まで我慢して付き合ってたんだって」
嘘だ…
輝がそんなこと言うわけ…
「もう、馬鹿女に付き合ってられないって言ってたわ。我慢の限界だって言ってね?」
嘘だもん…
そんなの嘘だもん…
そう思いながら、私は黙っているしか出来なかった
「ねぇ、田村さんコレ見て?」
そう言って、制服のネクタイを緩めて、ワイシャツのボタンを2つ外して、見せつけるように胸元を出した