君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「あの・・・せんぱ・・」


「悠次、俺もし付き合えたら、
あの子を絶対に幸せにするわ!!」


えっ!?


「楽しみやなぁ~・・・」


そう言って先輩は、
新しいジョッキを手にして
グイグイと飲みだした。



幸せ・・・

幸せか・・・


そうだ今の俺には
伊織を幸せにできるものが
何もない・・・








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