お隣サンは元彼クン
『今度のコンクールのテーマが赤ちゃんなんですよ。身近な赤ちゃんって拓くんしか思いつかなくて…モデルっていっても、いつもどおり、おもちゃやママと遊んでてくれるだけで、いいんです。1、2時間で、すむんで、昼間、拓くんが機嫌のいい時に…お願いできませんか?1日ですみます!報酬のほうも、考えてますので…』
『いやぁ報酬なんて、とんでもない。うちの子でよかったらどうぞ。どうぞってのも、おかしいな。いいんですか?拓で。ちゃんと、お役にたてるかどうか…』
『拓くんが、いいんです!』
『南もいいよな?明日にでも前田さんのアトリエに拓と行ってこいよ』
『あたしはもちろんOKよ。むしろ、うれしい。拓がモデルなんて』
『ありがとう。じゃ明日、何時でもいいんで、お願いできるかな』
『了解』
『森山さんホントにありがとうございます』
そう言って柊二は部屋に帰って行った。

拓がモデルかぁなんだか悪い気はしない。
それに初めて柊二の部屋にはいれる。

堂々と…

そして明日は…
柊二は、わかってて言ったのかな…

明日が何の日か…
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