ありえない彼氏
微かに開いた唇の隙間からは温かな舌が入り込み、執拗に舌を絡められる。

咄嗟に抵抗した腕はひとつにまとめてすぐそばにある壁に押し付けられた。


「んんっ……」


夜の暗い道路。

人通りは少ないものの、いつ人が通ってもおかしくない。

「しょ…っ、ここ…道…」

「黙って。」


そして再び奪われる唇。

いつもの優しいキスではなく、獣のような荒々しいキス。


くちゅくちゅ、と響く音がなんともいやらしい。
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