ありえない彼氏
「わーっ、俺すごい嬉しいー!!」


そう言って抱きついたまま叫ぶもんだから、耳が少し痛い。


「ちょ、翔太!これ食べ物だからつぶれちゃう!!」

ぎゅーっと抱きしめる力を強めた翔太に慌てて言うと、「あ、それは困る」と、すっと起き上がり、私もゆっくりと起こされた。

「あけていい?」

「……どうぞ。」

翔太が丁寧にリボンをほどいていく。


私はどきどきとしながら翔太の手元を見つめた。

あぁ…緊張する……。


高鳴る胸の鼓動に頭まで痛くなってくる。


(喜んでくれるかな…?)

そして四角い箱の蓋を開けると、翔太の表情がぱあっと輝いた。






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