ありえない彼氏
「…翔太?」

(起こしちゃったかな…)


声をかけてみるものの、返事は無い。

寝苦しいのか、少し体をひねると、すぐにまた規則正しい寝息が聞こえた。


オレンジ色の光が部屋に差し込んでくる。

(もう夕方かぁ…)


クリスマスだからといって特に何かをするわけでもなく、少しずつ過ぎていく時間。


ほとんど翔太は寝ちゃってたけど、たまにはこういうのもいいかも…。


「……ふぁぁ…。」

(…眠くなってきた…)



翔太の頭を撫でていた手を離し、あくびで滲んだ目をこする。

すると閉じていた翔太の目が薄く開き、私を見た。



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