鬼に愛された女
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「初めて美月と出会った場所……」
神威は一人、庭に生えている桜の木の下にいた
もう咲いてはいないが、神威には、あの時のように、美しく咲き誇っているように見えた
「美月……」
そなたに初めて出会えた日から、一年後には会えるはずたった
だが、再会したの三年後
ともに暮らして数ヶ月
とても短い時間だった
「……ずっと、そばで見ていたかったよ」
ふと、神威は顔を上げて空を見つめていた