shining☆moon‐私の王子様‐



「ブラックスカイ…黒い空か、どうしてそう思ったの?」

レオが訪ねてきたけど、自分的にもよくわからない。


「…空見てて思ったの。夜空は暗くて光がない。けど夜空には夜空しかない、美しさがあるの。ほら、昼間の明るい空もきれいだよ?明るいから遺産とか見に行けるし、良いことだってあるよ。それに比べて夜空は暗いし明かり無しじゃなにも見えない。けど夜空は暗いから星がきれいに見えるの。でもそれは空が、暗い空がきれいだから星もきれいに見えるの。夜空が遺産なの……って、何私語ってんだろう…?」


「ううん。すごいよ。僕は賛成だな。ユリアの意見に。」

「あたしも~~★」

「レオ、ルイス、ありがとう!」

「フレンはぁ?」


フレンはフッと笑い夜空を見上げながら答えた。


「いいと思うよ」


こうして私達のチーム名は『black sky』になった。



四人はベランダに出て風に打たれながら夜空を眺めた。







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