shining☆moon‐私の王子様‐
~~ユリア.said~~
私は目をつぶり心の中で『シフト』と呟き目を開いた。
息を吸った。
足元に結界まわる。
「…なんじ、この背中に天空を舞い純白に煌めく自由な翼を我に捧げよ……空に羽ばたけ、シフトッ!!」
バサバサッ
ユリアは空高く飛び立った。
四人は赤い海の浜に降りた。
近くで見たら赤黒く、まるで血のようだった。
「どうなっているんだ」
レオが穴が開くほど見ている。
こうして見ると一部分だけが赤黒く染まっている。
「今回のクエストと何も関係はないけど」
「今回のクエストってどんなの?」
そう言えばまだ聞いてない。
作戦を考えようって言って何も話していなかったし。
「今回のクエストは、幽霊屋敷に眠っている、零呪の本を探す…」
ってこの赤黒い海となんの関係もないじゃん。
「わかんないぞ」
フレンが私の思っていることに察知して、私の横にきた。
「今日はユリアの本にあった紙といい、赤黒いものが多い」
確かにそう。
でもクエストには関係ないはず。
「確かに…、関係ないとあたしは思うよ。でも、この状況見てるとほっとけないよね」
ああ、とフレンとレオはあとに続く。
「ルイス、クロスアイで何がいるか見てくれないか?」
ルイスはOKサインを出し、両手の甲を両目にかぶせ、何かブツブツ唱えて手を下げた。
目は緑色になり数秒したらもとに戻った。
「どうだ?」
ユリアはブルブルと震え上がって耳をふさぎこう言った。