shining☆moon‐私の王子様‐
俺はそれからレオとロビーに行った。
が。
ユリアの姿はない。
あとルイスの姿もない。
ルイスがユリアをつれてどっかに行ったのか?
ま、ひと安心。
椅子に座り、朝食を食べる事にした。
朝食は焼きうどんだった。
朝からこるなぁ、シェフ。
「ねぇ、フレン?フレンにとって大切な人って…誰?」
「お前、何言ってんの?」
「だからね、うーん、好きな人いる?」
好きな人……。
大切な人……。
そう考えると思い浮かぶのは1人。
笑顔で俺の名前を呼ぶ。
肩ぐらいの髪。
白い肌。
ユリアだ。
レオもきっと想う人は同じだろう。