-恋花火-
- 来週の土曜日、夜7時半。
- 公民館の前で待ってるから。
センパイはそう言った。
女将の仕事で、行けない確率のほうが高いですよって言ったんだけど…。
悩む。
本当はきっぱり断るべきだったんじゃないかな?とか。
でも、祥ちゃんの背中ばかり追ってても仕方ないんだよね。
絶対に叶うはずないんだもん。
センパイなら、私のこと大切にしてくれる。
一緒にいると安心する。
だから…
余計に悩むんだよ。
「来週の土曜日?」
「うん、花火大会があるの、知ってる?」
「そういえばポスターを見た気がする」
仕事終わりのかやのちゃんをつかまえて、思っていることを吐き出す。
そうでもしなきゃ、気持ちの整理がつかないから。
「結局、どうしたいの?」
「……え?」
それがわからないから相談してるのにな。
でも、かやのちゃんは言う。
「本当は、もう心の中で決めてるんじゃないの?どっちにするべきか、ね」
自分の胸に聞いてみる。
私、どうしたいんだろう…?
- 公民館の前で待ってるから。
センパイはそう言った。
女将の仕事で、行けない確率のほうが高いですよって言ったんだけど…。
悩む。
本当はきっぱり断るべきだったんじゃないかな?とか。
でも、祥ちゃんの背中ばかり追ってても仕方ないんだよね。
絶対に叶うはずないんだもん。
センパイなら、私のこと大切にしてくれる。
一緒にいると安心する。
だから…
余計に悩むんだよ。
「来週の土曜日?」
「うん、花火大会があるの、知ってる?」
「そういえばポスターを見た気がする」
仕事終わりのかやのちゃんをつかまえて、思っていることを吐き出す。
そうでもしなきゃ、気持ちの整理がつかないから。
「結局、どうしたいの?」
「……え?」
それがわからないから相談してるのにな。
でも、かやのちゃんは言う。
「本当は、もう心の中で決めてるんじゃないの?どっちにするべきか、ね」
自分の胸に聞いてみる。
私、どうしたいんだろう…?