恋人 × 交換!? 【完】
いわなきゃ、いわなきゃと思うほど、喉がぐぐっと鳴って引っかかる。
まるで、喉の奥で声が両手両足を広げて踏んばってるようだった。
それでも、私は強引に捻り出すようにして、
「さよ、なら……」
両手をきつく握りしめて、つぶやいた。
その瞬間。
――ガタン!ズズッ!
奏が急に立ちあがって、足がテーブルの脇に「ガタン」と当たって、「ズズッ」とずれた。
気がついたときには、彼の顔が目の前にあり、唇にすごくやわらかいものが押しつけられていた。