君桜






いつもと同じ朝。



いつもと変わらない自分の部屋。



いつもと変わらない怒鳴り声。





部屋の隅にかかった制服に袖を通さなくなったのはいつごろからだろうか。





学校は夏休みに入り、みんなは部活やら補習やら何かと忙しいみたいだ。





それなのにあたしは、夏休み前と変わらない、そんな生活。




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