[百合]円還恋心



まず、ボクの形。



妖精であるボクには、性別という概念がなかった。


だからボクは男でもあるし女でもある。


それと同時に、両性でもあるし無性でもあるといえる。


そんなボクに、神様が与えた身体は「女の子」のものだった。



妖精だけども、ボクは知っている。


女の子は、男の子に恋をするものだって。


女の子に女の子は恋をしない。



神様は、ひどいハンデをボクに負わせてくれた。




そしてもう一つの間違い。


それは。
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