天然甘々溺愛症候群
ギシ

一歩足をいれると今にも壊れそうな音がした。
静かに歩いて李世を探す。

「いない・・・」

どこを探しても李世はいなくって私の不安が募る。

もっと奥に足を進めると

「すぅ・・・すぅ・・・」

寝息が聞こえた。

そっちへ行くと無防備に寝ている李世がいた。

「いた・・・」

静かに呟き横にしゃがみこむ。
やわらかい黒髪をなでていると自然と眠くなった。

すこしほこりっぽくて古いにおいがする。
でもなぜか落ち着けて安心する。

李世にもたれかかって私は目を閉じた・・・

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