スカイ

「何やってんのぉー?」

後ろから声がかかった。

驚いて振り向くと、そこには理穂ちゃん。

あ、そうそう、理穂ちゃんもテント同じなんだ。

由香との繋がりもあって、一緒になった。

「なになに、手紙?ラブレター?」

「ふぇっ!?あははははヒミツ!」

「図星じゃん。へぇへぇ」

「ええっ…違うよ!」

「優音、顔に出すぎ。真っ赤だよ」

「由香まで!」

恥ずかしい。

そんなに私、顔に出るんだ。

「ま、今日の夜聞いてあげるから」

理穂ちゃんは悪戯っぽい笑みを浮かべて、テントの中に荷物を置いてその場を去った。

あの笑顔は由香に似てる。

「ふふ、聞かれちゃうね」

「笑わないでよ~!助けてよ~!」

「あははは~」

由香の小悪魔が出てる。



「時間でーす。広場に集まってくださーい」

学級委員の声がして、皆が一斉に広場へ向かう。

私は急いで書きかけの手紙を書き終え、それをポケットに入れて皆の後を追った。
< 57 / 102 >

この作品をシェア

pagetop