スカイ
でも私はきっと、心のどこかで気付いていたんだ。
気付いてることに、気付いていなかった…。
次の日。
体育の時間で、リレーの練習。
男女混合リレーは、10人と人数が多いから、二人一組に分かれてバトンパスの練習をすることになった。
リレーの順番の前後の人と。
由香は6番、私が7番とさっき決めたから、一緒に出来ると思っていたのだけど…。
最初から数えて2人ずつ組むから、離れてしまった。
それで、8番は、前田くんだった。
これは偶然ではない。
何故ならさっき…
紙に、希望の順番ところに名前を書く仕組みで。
「優音っ、7番にしなよ」
「ふぇ?なんで?」
「私、6番にするから!交互になったらバトン渡せるでしょ」
「そっかぁ」
この時はまだ由香の思惑に気付いていない。
真子が、全員書きおわったところで声をかけた。
「じゃあ順番言うねー。
一番、垣根くん、二番…」
真子はテキパキと順番に名前を言っていった。
「6番、由香ちゃん、7番、優音、8番、前田くん…」
…へっ?
前田くん8番?
由香を見ると、また小悪魔スマイルだった。
…ということがあったのだ。
私が前田くんが8番に名前書いてるのに気付かなかったのも、バカだけど。
でも、素直に嬉しい。