牙龍 私を助けた不良 上
真っ白い毛並みはよく手入れがされていて、ふわふわと風にそよいでいる。
立ち振舞いから、すぐに飼い猫だと分かったから、つけられていた首輪を見ると、住所らしきものが書かれている。
『Honey Angel』と、彫られていた。はたと思い付いたのは、この表町にある、そこそこ有名なカフェテリアの名前と同じだということで。
「お前、ここの猫か」
『にゃん』
「もしかして、迷子か」
『にゃ』