げーむ
「俺...俺なりに頑張るから。お前も頑張れよ?」


そういって光希は、私の隣に腰掛けた。


「...光希?」


「ちょっとだけ。こうさせて」


光希は体育座りをして、自分の膝に顔を埋めている。


「...うん。いいよ」


私は光希の背中を優しく撫でた。


昔、幼稚園児だった頃はまだ小さかったその背中。


でも今は私より大きくなってしまった。


「人は...変わっちゃうんだね」


心で言ったつもりが、つい声に出してしまっていた。


「...」


でも、光希は顔を上げなかった。


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