げーむ
残された私達は、とりあえず教室内を見て回る事にした。


みた感じは、普通の教室をそのまんま小さくしたような気がする。


だが、決定的に違うのはおびただしい数の血痕だった。


「これまでに戦った人の血だよね...」


「だろうな」


光希は近くの椅子を見ていた。


血がついていないのを確認すると、どっかりと座りこんだ。


光希の武器は木刀だった。


あの一撃をまともに食らったら、きっとひとたまりもないだろう。


思わず身震いした時。


『では只今より、第6試合目を始めます』


さっきの先生の声がした。


この部屋のどこかにスピーカーがあるようだ。


『ルールは特に大きな変更はありません。ただし、その教室からは出ないで下さい。相手が死亡するか、戦闘不能になるまで戦って下さい。尚、戦闘不能かの判断はこちらがしますので、指示があるまでは戦い続けて下さい』


私達は息をのんだ。


戦闘不能かの判断...。


それによって、相手の負傷度が変わってしまう。


でも、先生は考える暇を与えてくれない。


『では、開始です』


低いブザー音が鳴って、先生の声がしなくなった。


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