愛 ~①巻~
バキッ

上の方の柱が落ちて来る。

そして俺は宙に浮いた。
『え?』

俺はそのまま幼稚園の庭に、

転がる。

『痛っ…』

「キャァ」

未來も転がっていた。

俺達は庭の花壇の上に居た。

幸い、耕したばかりだったので、

酷い怪我はしなかった。
『未來…大丈夫か…』

俺が未來に近寄った瞬間、悲鳴が聞こえた。

「ウワァァァァァァ!」
未來の父さんの声。

「お父さん?」

そのまま菫幼稚園は崩れた。

元から古かったので楽々に崩れたのだ。

――――――――――――――

『そして…未來の父さんは……』

「言わなくて良いよ…分かったから…」

龍が呟いた。
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