愛 ~①巻~
~未來side~

声が聞こえる…。

「俺達は…マッチ…」

陸の声?

分かった…。

陸があの事を話してるんだ。

『そして…未來の父さんは……』

「言わなくて良いよ…分かったから…」

そうだ…。

お父さんが私達を庭に投げて…

お父さんが身代わりに…。

『私が…お父さんッ…を…ッ…殺しちゃったんだ…』

私が…火なんて付けるから…。

「未來…」

もう…この思いは…閉じたはずなのに…なんで…溢れだすの?

『うぅ…』

「未來!」

陸が私を抱き締める。

「未來は悪くない…未來の父さんが…
俺達を助けるのを望んだんだから…」

『ヒック…』

「大丈夫だから…
未來の父さんは後悔してない…」

『うぅ…陸…ッ』

お父さん…ごめんね…。
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