One Day~君を見つけたその後は~
<部活終わったあと、陽人たちと遊びに行かなかったんだ?>

<まあな。デートの邪魔したくなかったし、オレ、ジャージだったし>

<え? 着替え、持ってなかったの?>

<こっちもいろいろあったんだよ。言っとくけど、お前が昨日、陽人の部屋にポテチなんか持って行ったせいだからな>

<えー、何それ。全然意味わかんない!>


まるで会話をするように、短い言葉のやりとりを重ねる私達。

……この感じも、三ヶ月前と全く同じだった。


だから、ホッとしちゃったのかも。

どうしても聞かずにいられなくて、

<ねえ。今日校庭で、エリナとどんな話してたの?>

ちょっと……ううん、かなりドキドキしながら、そんなメールを送った。


<やっぱりあれ、気にしてたのか>

返ってきたのは、行間からヤマタロのため息が聞こえてきそうな返事。

そして、続けざまにもう一通。

<あいつ、陸上部のマネージャーになるんだって。その挨拶しただけだよ。別に深月が心配するようなことは何もないから>


聞いたって、簡単には教えてくれないと思っていたのに。

こんなにあっさり、しかも優しく教えてくれたのは、きっとメールのおかげだよね?


でも、エリナはどうして今頃マネージャーになろうと思ったんだろう?

ヤマタロが気付いていないだけで、本当はまだヤマタロのことが好きなんじゃないの?


やだなぁ。

いくら“心配するな”って言われても、さっきタケちゃんに脅されたせいもあって、不安になっちゃうよ……。
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