不思議書店
『アナタのせいよ』

『何もかもアナタが悪いの』

『私は悪くないわ』

『そう・・何も悪くない・・』

彼女は泣きながら、旦那と思われる人物の遺体の前で独り言のようにぼそぼそとつぶやく。

自分に言い聞かせるように。

そして数日後、彼女は『不思議書店』へと招かれた。

そう、知らぬ間に彼女は書店の扉の前に立っていた。


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